06.15.04:59
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05.11.22:00
「贈る」というと少し仰々しいけど、「宛てる」というととっつきやすいかも。
ものを考えるときのきっかけに、「この人ならどうするかな」「あの人には何が似合うかな」という切り口を持つと、想像の幅が広く、また明確になるなと思います。 そんなきっかけが先日ありました。 ●「絵は描きたい」けど、「描きたい絵」はない… 最近は平日が立て込んでいて、中々自分の時間がとれないでいます。 週末は買い物に行ったり、休んでいるばかりで、制作が進みません。 一番困るのが「手を動かしたい!」とは思うのに、「どんな絵にしよう」という想像がうまく働かなくて、結局あんまり絵を描けずに終わってしまう時。 下書きがあれば、今日の気分だったら清書できていたのになぁ…と残念に思います。 ●「この人に描きたい絵」はある! そんな中、先日人と会う予定が立ちまして、「会う人に宛てて絵を描こう」と思い立ちました。 「あの人はコミックタッチの元気いっぱいの絵」「あの人はやさしい色鉛筆の絵」と相手をイメージすると、絵の構図やキャラクターのイメージ、色のイメージがでてきます。 こまごまと空いた時間にラフを描いて、会う前日にぱぱっと仕上げて。 枚数があったので、勢い重視の絵になりましたが…「あなたに宛てたいんです!!」という気持ちを込めて描くと、描き上がった時のこちらの気持ちもあったかくなります。 何より、あれだけ描きたいものがわからなかったのに、相手の姿を想像したら一日に何枚も楽しく描けたのが収穫でした。 ●「自分」がはっきりしていないときに、「他人」の力を借りる。 今回は実際に人に渡すものの話でしたが、そうじゃない場合でもいいと思うんです。 自分の頭の中っていうのは一見すると自由なようでいて、実のところ「今まで自分が気にしたもの」しか残っていないものです。 自分の枠を超えるのには、外部の力が重要で、そのひとつに今回のような考え方が使えるんじゃないか、と思います。 PR
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