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06.06.22:00
フランスに着いてはじめに行ったのがルーヴル美術館です。
建物だけでもさることながら、あらゆる美術品が、ほとんどガラスの隔たりなく見ることができるのが素晴らしいです。 小学生の学習ツアーもよく見かけて、「本物を見て(時には触れて)味わう」教育が羨ましくなりました。 ただ見てこれが誰のいつの作品ですよーというわけではなくて、発見をさせる雰囲気だったのもまたいいなあ。 日本でも取り入れてほしいスタイルです。 ●ダビンチ・コードの出発点 あの映画で見た場所が目の前に!! 美術館だと思って行くと「広い、高い、大きい、所蔵品が多い、細かい…」と壮大な気分になり。 また、元々シャトー(王族の住んでいた場所)だということを考えると、中庭から地下を通して入り口やカフェを作っちゃう思い切りの良さがたまりません。 日本の「ここのスペースに頑張って展示しようね」精神とは全然違う、というのを空間から感じました。 ●地下、チケット売り場 ピラミッドの下は広大な空間。 中央に広場、コの字になった建物の三辺(翼)それぞれのから入場できます。 ピラミッドに入るまでに1時間、ピラミッドに入ってから30分かかりました。 ルーブルに限りませんが、美術館やエッフェル塔などの建物に入る際に持ち物検査があるのが印象的でした。日本ではないよね。 ●リシュリュー翼の入り口 コの字型のはじっこ入り口。 これが屋内に過ぎないというのも、一辺に過ぎないというのも驚きです。 こちらの方面は彫刻がメインとなっています。 ●火ぃつけてるの俺だから! 展示品じゃなくても、手すりにこんなのがいるんです。 写真だと見づらいかもしれませんが、明かりを灯しているドラゴンさんかわいい。 さて、記事が長くなるので「続きから」どうぞ。 ●持ち上げる人たち 明かりを持ち上げる人。 建物の入り口を持ち上げるひとたち。 人を持ち上げる人。 ●足下を守るわんこ 亡くなった人の像の足下に犬がいます。 こちらにも。他にも何点もの彫刻でこういった犬がみられましたが、どういう謂れなんでしょうか。 ●宮殿の面持ちを残す場所 説明文がよく読めなかったのですが、このあたりはナポレオンの居住時代の様子が残されているようです。 1190年の建設から何代もの王が居住したので、それぞれの時代によって残る「豪華さ」が違い、その中でも圧巻だった部屋でした。 こんなにきらびやかで、平面立体問わない細かい装飾がいつもそこに有るなんて、一体どんな生活なんでしょうか。 気持ちが落ち着く暇もなさそうです。 ●彫刻の目玉作品 サモトラケのニケ! 台座だけで、私の身長を有に超えます。 存在感が半端ありません。 石で、こんな大きな翼を持っているなんて…!と思っていたら、流石に添え木のように翼を支える部分がありました。 後ろに回っても見ることができるので、教科書では絶対にわからなかった姿がまざまざと見えます。 布の表情なんて、これが硬い石だということを忘れそうになります。 ●巨大絵画の立ち並ぶ廊下 彫刻だけではありません。 絵画も豪勢に飾ってあります。 一つ一つが大きく、重量感を持ってこちらに迫ってきます。 ●どこかで見たような… モナ・リザと同じ構図ですね。 本物のモナ・リザは遠目にしか見られませんでした。流石の人気と厳重さです。 同時開催の企画展でもモナ・リザのそっくりさんが展示されており、この時代の流行を思わせました。 --- ルーヴル美術館では六時間滞在したのですが、それでも半分回れたかどうだか、といった調子。 よく知られた名作が後回しになって、あまり見られなかったのが残念です。 ミロのヴィーナスも見てみたかったなあ。 もう、作品から空間から全身に受ける情報量がすさまじくて、また行ってみたい!体感したい!という思いです。 PR
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